ごかんたいそうとは

Mission

自分の個性を誇れる自尊心を育むための、子どもたちの暮らしの場づくり


 

自尊心というのは、人によって色々な捉え方があるかと思います。僕は、”ありのままの自分と向き合って生きようとする心”ではないかと、感じています。

将来、大人になって社会の中で自分だけの素敵な色を描いていくには、時には、集団と異なる意見を主張しなければならない局面もあると思います。世界でひとりぼっちかもって思うぐらいの孤独を感じることだってあると思います。

壁にぶつかって、つい逃げだしそうになったり、くじけそうになることだって、実際くじけることだって、一度は逃げ出すことだって、多々あると思います。

じゃあ、逃げそうになりながら迷いながら、それでもそういう局面を最終的に切り開いていくのは、頭で考えた論理的な資料でしょうか?誰かが正解だよっていってることに同調して、自分の意見として主張していくことでしょうか?それって自分を生きてるというよろこびにつながるんでしょうか?

僕は、最後は、論理とかじゃなく、誰かの声に頼るのでもなく、根拠はないけどなんとか乗り切れる気がする!とか、もし失敗したとしてもそれでも自分らしくチャレンジしたいんだ!、といった内なる心の声を感じられるかどうか。それが、生きていく上で、自分なりの一歩を踏み出していく原動力になるんじゃないかと感じています。

では、ありのままの自分と向き合える自尊心って、あるいはありのままの自分が好きになれるってどういう経験を積み重ねたらいいんでしょう?

そんなことをずっと考えながら、子どもたちと日々、暮らしてきました。

そして、子ども達からたくさんの気づきを与えてもらい、ごかんの取り組みを貫くフィロソフィーになっている言葉がいくつかあります。

 

“成果第二”

今は、世の中がとっても早いスピードで動いているし、インターネットにアクセスすればあらゆる情報が溢れている時代です。そんな時代だからなのか、モノやヒト、大人も子どももありとあらゆるものが、評価の対象になって、すぐに成果や結果が求められる傾向にあるように感じます。

翻って、ごかんの子どもたちの育っていく様子をみていると、子どもたちになんでもすぐに成果を求めたり、ある時点の結果で評価をつけることって、子どもにとっては実はあまり意味がないのかなって感じています。子ども達が、日々、泣いたり、笑ったり、悔しい思いをしたり、勇気を振り絞ってその子にとっての大きな一歩を踏み出してみたり(それは大人から見れば目に見えるような成果でもなく、見落としそうな程ささいなことと感じるようなことばかりかもしれません)。

そんな、試行錯誤の日々を重ねて、たくましく育っていく姿をみていると、その瞬間で切り取った成果なんかより、なにげない日常の中で積み重ねられていく、全ての過程や悪戦苦闘の中に成長の種が詰まっているとおもえるのです。

 

“安全第二”

決して安全を軽視してむちゃをさせるって意味ではありません。もちろん、最大限の注意を払って安全第一で子どもを見守るのですが、でも、安全[だけ]第一になってはいけないと思います。

無菌室のような環境で子どもを育てて、いざ大人になってリスクだらけの社会に送り出すのは、それこそとてつもなく危険で無責任なことだと思います。

だからごかんでは、”覚悟をもって子どもの自発的な育つ力を信じて見守る”意識を大人たちの共通認識になるように心がけています。

 

“予定不調和”

子どもだって、この社会に存在する一つの個性であり人格。大人が思い通りに育てるなんてできっこないと思います。

子どもと向き合うことの予定”不”調和をおおらかに受け止めつつ、一方で、子どもが自発的に育っていく力を信じて、「見守る芯」をもつことで、子どもたちは、みなさんの想像以上にたくましく自分の人生を切りひらきはじめると思います。

同時に、子どもたちは、向き合う僕たち大人を成長させてくれるたくさんのギフトも与えてくれるのです。


 

保育園も、アートスクールも、こどもクリエイティブエージェンシーも、僕たちは、こういった言葉を日々、心に抱きながら、取り組んでいます。